原稿(文章)ができたから、次は祝辞(冊子)を作るよ!
冊子ができたらスピーチの練習だね。がんばろう!
卒業式や入学式の祝辞・スピーチが不安でたまらないPTA会長さん。
不安なことは、段取りから身支度まで遠慮せず事前に確認しておけば安心!
この記事が読み終わる頃には「スピーチできそう」って気持ちになってます。たぶん…
祝辞(冊子)を作りましょう
式辞用紙は小冊子型が楽ちん
祝辞といえば、蛇腹折りになっている式辞用紙をピロピロしながら…というスピーチをイメージする人が多いかと思いますが…
緊張する!って思っているなら蛇腹型はやめましょう!キッパリ!
ピロピロかっこつけたいのは貴方だけ~(←暴言)
号令がかかってから、外側の紙をクルクルと外して原稿を取り出して…という時間がちょっと間延びします。間延びするだけならまだしも、緊張で手が震えちゃったりしていると、もたついたり慌てたり。もうその時点で頭が真っ白!なんてことになりかねません。
無事にスピーチが終わったとしても、最後の難関、紙に包んで戻すときも、もたついたり慌てたり。間延びして、ひとりで焦って、なかなかスムーズにいきません。
式辞用紙は小冊子型で作成すると楽ちん♪
- STEP 1wordなどで原稿データを作る
A4サイズ縦書き。 文字のフォントやサイズは貴方が読みやすいものを。
(行書体に拘る必要はないと思います)
半分に折るため、輪になる方は折り目に文字がこないよう余白を調節する。読みやすい位置(単語の区切り)で文章の途中でも改行する。
中途半端な位置で改ページしないよう行間を空けて調節する。原稿が追いやすいように、パッと見でわかるよう工夫しておきましょう。
時折、原稿から目を離して会場を見るようにするといい感じなのですが、原稿に視線を戻したときに、すぐに位置がわからず地味に目が泳ぐと、その瞬間パニくる可能性があります。 - STEP 2印刷する
通常使っているA4コピー用紙に印刷する。(用紙を拘りたい方はご自由に)
- STEP 3半分に折る
しっかり折り目をつける。
- STEP 4表紙を作る
クラフトショップや文房具店で、綺麗な和紙っぽい用紙を購入する。
バラ売りしているので、1枚単位で購入可能です。表紙用の紙をハサミかカッターで半分に切る。
切り口は多少まがっていても問題ありません。 - STEP 5ホチキスでとめる
表紙用の紙で印刷した原稿(コピー用紙)を挟み、端をホチキスでとめる。
表紙用の紙は切り口をホチキス側にする。 - STEP 6ホチキス側を製本テープで貼る
製本テープは100均などで売っていますが、数十センチのためだけに買うのも…ということで学校からもらいましょう。たぶんくれるはず…
- STEP 7表紙に祝辞と書く
筆ペンで表紙の中央に「祝辞」と書く。
先に書いておいてもいいのですが、製本テープの貼り具合で、文字がセンタリングに見えないケースも…(そんなこと誰も気にしない?)男性の場合は、スーツの内ポケットに入るように、1/4サイズで作った方がいいかも!
スピーチの練習
一般的に300文字で1分のスピーチといわれています。
貴方の原稿は何文字ですか?文字数から何分何秒がスピーチの標準速度か計算しましょう。
とりあえず声に出して読んでみましょう
実際に声に出して読み上げてみると、噛みやすい言葉やつっかえやすい部分に気づきます。
こっそり手書きで言葉を直しても問題ありません。(式の後は学校に保管されてるだけだから)
そういう部分は、ひと呼吸おくとか、ゆっくり読むとか、言葉を区切る位置を決めちゃいましょう。
タイムを計って読む速度の感覚を掴みましょう
スマホなどのストップウォッチを使って速度を計ってみましょう。
標準速度と比べて速いですか?遅いですか?
緊張すると早口になりがちなので、読む速度を意識してみましょう。
慣れてくると、だいたい同じ秒数で読めるようになります。
ふぉとんは、もともとゆっくり喋る人だったので、逆に少しピッチを上げる練習をしたよ。
抑揚をつけることにチャレンジ
棒読みにならないよう、自然な抑揚をつけることにチャレンジしてみましょう。
間の取り方やゆっくり協調するところなど、メリハリをつけてみます。
私は女優!私は女優!私は女優!
読むことに慣れたら目を離す練習も
時折、原稿から目を離して会場を見るようにしてみましょう。
段落ごとに区切りを入れるといい感じです。ふぉとんの原稿を例にすると…
①正面 → ②卒業生 → ③保護者 → ④先生方 →⑤来賓
それぞれに対する文を、それぞれの方向を見て話す(若干、体の向きも変える)だけで、なんとなくできる人っぽくなります。向きを変える一瞬のタイミングで、ひと呼吸おいたり、唾を飲み込んだり、視線を動かしたり原稿に戻したり、 しれっといろいろなことができるのでこれはオススメ。
本題のときは、トライアングルのループで視線を動かしてました。
①卒業生(前方中央) → ②保護者(後方右) → ③ 保護者(後方左)
最後、結びの言葉で卒業生(前方中央)を見る感じです。
実際の会場でリハーサルをしてもらいましょう
卒業式前日の16~17時頃、ふぉとんの中学校では答辞・送辞の生徒がリハをやっていました。
どうしても不安な場合は、事前に学校に連絡して夕方リハをやってもらいましょう。
実際に司会をする先生に立ち会ってもらって、号令から本番と同じようにやってもらいましょう。
どこに動く・どこでいつ礼をする・いつ号令がかかる…
事前にわかっているのといないのでは、安心感がぜんぜん違います。
司会の先生に号令から本番と同じようにやってもらう。
マイクを使って実際にスピーチしてみる。
PTA会長祝辞の流れ
ふぉとんの中学校はこんな感じだったよ
- STEP 1名前が呼ばれる
来賓祝辞は、市長(代読)→行政関係者→PTA会長の順番。
司会「来賓祝辞 PTA会長○○○○様」
PTA会長「はい」(無言でもどっちでもいいと言われた記憶が…) - STEP 2来賓・職員に礼
ゆっくり立ち上がり前に進む。祝辞は片手で持つ(男性は内ポケットに)。
来賓席の机の角前あたりで、他の来賓に軽く一礼する。
向い側の職員席を向いて軽く一礼する。 - STEP 3壇上に上がる
壇上に上がる階段を登る。意外と段差があるので一歩一歩ゆっくり着実に。
壇上に上がったら、正面の国旗に一礼する。
演壇の前で正面を向き姿勢を正す。
(お辞儀をするとマイクにおでこをぶつけそうな気がして、少し後ろに立ちました)
号令がかかるので丁寧に礼をする。
卒業生着席!の号令がかかる。 - STEP 4スピーチ
一歩前に進み、冊子を開く。
「祝辞」と言ってから本文を読み始める。
最後に「年月日・名前」を言って冊子を閉じる。
冊子を壇上に置き、一歩下がり姿勢を正す。
司会から号令がかかるので丁寧に礼をする。
(うっすら記憶なのでちょっと曖昧。学校でやり方を確認してくださいね) - STEP 5壇上から降りる
演壇から階段に向かう。先ほどと同じ位置で正面の国旗に一礼する。
階段から降りる。意外と段差があるので一歩一歩ゆっくり着実に。 - ラベル来賓・職員に礼
先ほどと同じ位置で向い側の職員席を向いて軽く一礼する。
来賓側を向いて他の来賓に軽く一礼する。
席に戻る。
身支度もここまでやっておけばかなり安心
ヘアスタイルは前髪に気を付けて!
お辞儀をした後に、手をかざしたり頭を振ったりして、バサッとなった前髪(サイド)を直したくなりませんか?髪を直す仕草はよろしくないので、束ねる・ハーフアップ・ピンなどで髪がかからないヘアスタイルにしましょう。
ひざ掛けで寒さ対策を!
学校の体育館は寒いところが多いです。トイレの心配があると祝辞どころではありませんよね。
防寒肌着やホッカイロの他に、もうひとつあったかアイテムを使いましょう。
ひざ掛け持参で来賓入場するのも…という場合は、学校に交渉して、前日からひざ掛けを席に置いておきましょう。そのまま退場し、式が終了してから回収することもできます。
スリッパはNG!ペタンコのバレエシューズやペタンコパンプスを持参して
学校のスリッパ。どうしてあんなにツルツルしてるの?
来賓用に用意していただく学校のスリッパ。ツルツルしているから脱げそうな気がしませんか?
階段も段差があるから地味に怖いのですよね。
スリッパに気を取られると、 なんとなく歩き方もぎこちなくなってしまいます。
これも学校に交渉して、ペタンコパンプスを持参しましょう。
(スリッパより靴用のホッカイロも入れやすいです)
とにかく、ありとあらゆる心配は事前に対処しておきましょう!
ここまでやれば安心ですよね。
壇上まで心臓バクバクだけど、いざ始まると神様降りてくるよ。
大丈夫! 大丈夫! 大丈夫!
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