PTA新聞(例文)中学校PTA会長「PTA活動に飛び込む勇気を!」

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全校生徒と卒業式来賓に配布されるPTA新聞。770文字/800文字枠

今年度も引き続き「楽しく活動するには?」を念頭に置きながら、改革・改善に努めてまいりました。なぜ活動が負担と感じてしまうのか、わたしたち保護者が抱えている恐怖と不安はどこからやってくるのか、ようやくひとつの仮説に辿り着きました。

部長・副部長二名体制を整え、会議や行事の参加を部長ひとりで抱えることのないよう、物理的な時間と責任の負担を軽減いたしました。また、活動内容や段取りがわからず困惑しないよう、各部の活動を明確化し、次年度に引き継ぎ資料を残す形を整えました。

このように、論理的に活動の枠組みを創り上げたにもかかわらず、心理的負担は思うようになくなってはくれませんでした。「理屈はわかるのだけど…」という感情が追いついてこない根本には、子ども時代に感じていた「学校とはジャッジされる場所」という恐怖と不安があり、それが無意識に再現され、PTA活動を拒絶してしまうのではないかと感じています。

子ども時代は、係活動やクラス行事が上手くできず評価されなかったかもしれません。しかし、発展途上の未熟な子どもですから、それはできなくて当たり前だったのです。ですが、今はもう経験を重ね知恵を身につけた大人です。

きっと、あの頃よりうまくできるはずです。成長した自分を感じることができるでしょう。そして、学校にかかわることで、子どもたちの笑顔や真剣な眼差し、直向きな姿に心が動かされ、学校もPTA活動も、あなたをジャッジする

ためにあるわけではなかったことを知るでしょう。それは同時に、子ども時代の自分を肯定する気持ちに繋がるでしょう。

恐れは、過去記憶による幻に過ぎません。PTA活動は、すべての方を待っています。どうぞ恐れることなく飛び込んでください。その勇気こそが、充実感や達成感のある未来を創り出すと思います。

この記事を書いた人
ふぉとん

不登校の会「こころの宇宙 〜不登校から学ぶ自分軸〜」管理人
子どもが不登校のPTA会長というレア経験あり
HSP(Highly Sensitive Person ハイリー・センシティブ・パーソン)
今世のテーマ→自己受容/自分軸/自分以外の何者にもなれない

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