これはもう単純に「不安だから友だちと一緒がいい」って理由で
部活とか決めるんじゃねぇよ!って言いたかったんだよね。
思春期突入するから、戸惑うのも、焦るのも、悩むのも、失敗するのも、ぜんぶ当たり前ってことも…だよね。
そうそう。これはどちらかというと保護者に言いたい。
アイツら自分を棚に上げて子どもに完璧を求めるから。←暴言
1,053文字。スピーチにかかる時間は3分~3分30秒です。
風に舞う桜の花びらが、新しい門出を祝う春がやってきました。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
保護者の皆様におかれましては、真新しい制服に身を包み、校門をくぐったお子様の姿に、感慨もひとしおのことと存じます。心よりお祝い申し上げます。
〇〇校長先生をはじめ、教職員の皆様、新たに北中の一員となった子どもたちを、唯一無二の存在として認め、愛と敬意をもってご指導いただけますよう、心よりお願い申し上げます。
ご来賓の皆様、ご多忙にもかかわらず、生徒たちの晴れの舞台に、多数ご臨席を賜り、誠にありがとうございます。厚くお礼申し上げます。
新入生の皆さん。
小学校と中学校で違うこと。
皆さんは、どんなことが思いつきますか?
制服がある。
校則がある。
部活がある。
教科ごとに先生が変わる。
学年の違う友だちが、 先輩後輩に変わる。
いろいろな違いがありますが、これらのことは、誰にでもわかる、目に見える違いです。
実は、これらの他に、目には見えない、もっと大切な、もっと大きな違いがあります。
それは、皆さんの心の変化です。
周りの人や先生に言われたことに対して、「なんか違う。モヤモヤする」、このような違和感を覚えることが増えていきます。
また、いままで仲のよかった友だちでも、やりたい部活が違ったり、楽しいことが違ったり、「一緒にいたいけど、自分はなんか違う」、そう感じることが増えていきます。
そうした心の変化から、周りの友だちはうまくできるのに、自分だけがつまずいているような気持ちになり、戸惑いや焦り、不安を感じてしまうときがあります。
そして、周りの人に素直になることができず、自分の殻に閉じこもってしまうときがあります。
だけど、心配する必要はないのです。 たくさん悩んでいいのです。なぜなら、それは、「自分とは何者なのか?」という自我が目覚め始めると、誰にでも起きる、当たり前の感情だからです。
自分らしさとは何か?
自分の個性とは何か?
自問自答を繰り返すうちに、「これが自分である」ということがわかってくるようになります。それはやがて、将来の夢や目標、なりたい自分に繋がっていきます。
あなたの悩みを受け止め、あなたのつまずきを見守り、あなたの失敗を許す大きな愛が、ここ、〇中にはあります。
どうぞ学校を信じて、怖がらずに、この〇中に飛び込んでください。
皆さんの中学校生活が、愛溢れるものとなることを願い、わたくしの挨拶とさせていただきます。
ご入学、心からおめでとうございます。
平成 〇〇年四月〇日
〇〇中学校PTA会長 〇〇〇〇
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