実はこれは、ふぉとんが受講していた某オンラインセミナー(自己啓発系)に影響されて書いた祝辞なんだ。
ポジティブ・ネガティブ。統合の視点を持つことがポイント…
あれ有料セミナーだから!ネタバレになっちゃうから!
あんまり喋っちゃダメ~
このときは、ふぉとんの子は卒業式欠席したから、ふぉとんギリギリまでメンタルが不安定だったよね。
そんなこともあったよね。もはや遠い思い出(笑)
だから、この祝辞は我が子に向けたメッセージでもあるんだ。
1,217文字。スピーチにかかる時間は4分~4分30秒です。
桃の香りに、春の訪れを感じる季節となりました。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 保護者の皆様、子どもたちが、こんなにも立派に成長し、今日の良き日を迎えられたことを、心よりお祝い申し上げます。
○○校長先生をはじめ、教職員の皆様、真の学びの場を作り、子どもたちが自分の尊厳を取り戻し、自分の居場所を見つけられるよう、強い信念をもって、ご指導いただきましたことに、心より感謝申し上げます。
また、ご来賓の皆様、ご多忙にもかかわらず、生徒たちの晴れの舞台に、多数ご臨席を賜り、誠にありがとうございます。厚くお礼申し上げます。
さて、本日、皆さんの卒業にあたり、わたくしから「自分を生きる」ということについて、メッセージを贈りたいと思います。
言いたいことがあるのに、言えない。
素直になりたいのに、素直になれない。
周りの人や友だちに対して、そのような経験が、たくさんあったかと思います。
○○したいのに○○できない。
なぜわたしたちは、このような葛藤に苛まれてしまうのでしょうか?
○○したいのはなぜ?
相手にわかってほしいから?
相手に愛してほしいから?
○○できないのはなぜ?
相手に否定されることが怖いから?
相手に嫌われることが怖いから?
こうして言葉にしてみると、わかることがあります。○○したいというポジティブな想いも、○○できないというネガティブな想いも、相手の言動や反応に、振り回されてしまっているのです。
そして、相手に影響されている限り、あなたの心が満たされる状態は、いつになってもやってこないのです。
自分はこうしたい。
自分はこうである。
誰にどう思われようと。
あなたがほしいものは、失いたくないものは、そこにあるのは、ただ「あなたがあなたでありたい」という、シンプルな想いではないでしょうか?
ポジティブから向かおうが、ネガティブから向かおうが、どちらにしろ、同じ想いに辿り着くのです。
ここに辿り着いたとき、あなたは、こう感じていることでしょう。
その葛藤は、振り回されていた自分が、自分を生きるために、必要な痛みだったと。
あの出来事があったから、今の幸せがある。時間が経ったときに、心の底から思えるこの感覚は、誰に理解されなくても、揺らぐことのない、あなただけの成長、あなただけの幸せです。
さて、皆さんは、この春から、新しい環境のなかで、新たな一歩を踏み出すことになります。
あなたが選んだ道の途中で、立ち止まりたくなることが、あるかもしれません。そのときは、自分を否定せずに、思い出してほしいのです。その痛みは、あなたがあなたでありたいと願う、自分自身からのメッセージだと。
だからあなたは、安心して立ち止まっていいのです。そして、あなた自身を生きる一歩を力強く踏み出すのです。
皆さんが、幾つもの葛藤を越えていけることを願い、わたくしの挨拶とさせていただきます。
ご卒業、心からおめでとうございます。
平成○○年三月○日
○○中学校PTA会長 ○○○○
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