PTA新聞(例文)中学校PTA会長「集合意識から個の意識へ」

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全校生徒と卒業式来賓に配布されるPTA新聞。726文字/800文字枠

負担、強制、平等、ルール。これらの言葉に、どのようなイメージを抱きますか。私は、一年間この言葉たちに振り回されました。ですが、振り回されたからこそ、真剣に向き合い、言葉の意味を考えることとなりました。

負担ではあるけれど、それを乗り越えることは、自分に自信がつき、自分を認められることに繋がるのではないか。強制されることは、自由意思を奪われたように感じるけれど、だから言い訳をすることができて、自分に逃げ道を作ることができるのではないか。平等にすれば、誰もが納得できるように思えるけれど、平等を盾にして、嫌なことを押し付け合っているだけではないか。ルールを守るから秩序が保たれるように思えるけれど、是が非でもルールを通そうとすると、自分たち自身がルールに縛られて、身動きできないのではないか。

どうしたら楽しくPTA活動にかかわることができるのだろう。協力し合えることができるのだろう。物事は表裏一体。様々な角度から、ひとつひとつの活動に対して向き合った結果、少しずつではありますが、昨今大きく聞こえてくるようになった「PTA活動は負担」という集合意識から、「やってみたら楽しかった」という個の意識に、ベクトルの向きを変えることができたと感じています。

生徒とともに考え、ともに学んだ防災ワークショップ。ステージで歌声を響かせ、これまで知り合うことのなかった保護者間の輪が広がったPTAコーラス。学校だけでなく、地域の方にもご協力いただいた廃品回収。諸々の活動のどれもこれも、皆様のご協力のおかげで、生徒たちの成長や生活を支えるものとなりました。心より感謝申し上げます。

来年度も、これまでの古い概念を壊し、新たな活動の在り方を創造していけることを願います。

この記事を書いた人
ふぉとん

不登校の会「こころの宇宙 〜不登校から学ぶ自分軸〜」管理人
子どもが不登校のPTA会長というレア経験あり
HSP(Highly Sensitive Person ハイリー・センシティブ・パーソン)
今世のテーマ→自己受容/自分軸/自分以外の何者にもなれない

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