PTA総会 新会長挨拶(例文)中学校PTA会長「協力と分担の違い」841文字

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本部役員を代表いたしまして、ひとことご挨拶させていただきます。

昨年度に引き続き、本年度も、「協力し合う」ことをテーマに、PTA活動を行っていきたいと考えております。

そこで、「協力」という言葉の意味を検索してみました。

ある目的に向かって力を合わせること。
目的に向かって心を合わせ努力すること。

「合わせる」というキーワードについて、みなさん、どんなイメージが浮かびますか?

今ちょうど、子どもたちはリレークラスマッチの練習をしています。
クラスには、走るのが速い人もいれば、遅い人もいますね。

果たして、子どもたちは、速く走ることができる人には、平均値まで手を抜いてほしいと願うでしょうか?

走るのが遅い人には、平均値まで走れるようになれと強要するでしょうか?
子どもたちは、クラスメイト全員に、同じ速さで走ることを求めているでしょうか?

おそらく、それぞれがベストを尽くすこと、自分の持てる力を発揮することを、願っているのではないでしょうか?

わたしたち大人が、子どもの姿から学ぶこともあります。

リレクラひとつとっても、「力を合わせること」「心を合わせること」が、決して同じ力を差し出すことではないと、気づかせてくれるのではないでしょうか?

わたしたち大人は、どういうわけか、同じ力を差し出すこと、平等であることに、強いこだわりを持ってしまいがちです。

同じ力を差し出すことは、自分に課せられたノルマをこなせばいいだけのこと。
それは、誰とも力を合わせたことにはならず、協力ではなく、分担でしかないのです。

走るのが速い、遅いを、生活に余裕がある、ないに置き換えてみてください。

協力の結果得られるものと、分担の結果得られるものの違いを、考えてみてください。

そして、PTA活動において、協力し合うこととは何か、考えてみてください。

そうして、みなさん、ひとりひとりの意識が変化することによって、これまでの古い概念を壊し、新たな活動の在り方を創造していけることを願います。

一年間、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

この記事を書いた人
ふぉとん

不登校の会「こころの宇宙 〜不登校から学ぶ自分軸〜」管理人
子どもが不登校のPTA会長というレア経験あり
HSP(Highly Sensitive Person ハイリー・センシティブ・パーソン)
今世のテーマ→自己受容/自分軸/自分以外の何者にもなれない

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