こうあるべき。こうあることがすばらしい。
いつだって模範や理想が先にあって、子どもたちをひとつの枠に閉じ込めようとする。
人は自分以外の何者にもなれないにもかかわらず。
将来が不安だから。周りの目が怖いから。誰かを悲しませたくないから…
いろんな理由を見つけては感情に蓋をする。そしてまた、自分以外の何者かになろうとする。
自分以外の何者かになろうとし、エネルギーをすり減らしていく。
そして、無意識にエネルギーが奪われることを恐れ、自分の殻に閉じこもる。
あなたの心のなかに、学校に行きたくない、つらい、苦しいという感情があるなら、それが確かに「存在」していることを尊重したい。
なぜなら不登校は、エネルギーが枯渇した自分を守る防衛手段だから。
どんなに努力したところで、自分以外の何者にもなれないという諦めが、一転して希望に変わる。
期待に応えられなくても、ダメなところがあっても、自分は自分でしかない。
自己を受容できたとき、自分の「軸」をもって、シェルターから飛び出していく。
あなたが飛び出した先は、学校に戻ることかもしれない。学校以外のどこかかもしれない。
いずれにしても、あなたの「選択」を尊重したい。
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